
Temporary Instant Capacity
Temporary Instant Capacity の例外
第
5 章
91
負の
temporary capacity 残量
temporary capacity の残量が負になると、コンプレックスは、Instant Capacity 契約に適合して
いないことになります。
temporary capacity の残量が負になると、Instant Capacity ソフトウェアは、例外レポートを
(E メールで ) 送信します。例外情報は
syslog
ファイルにも書き込まれます。temporary
capacity 残量が負の場合の例外レポートの詳細は、132 ページの「適合例外の処理」を参照して
ください。
コンプレックス全体のコア使用権より使用中のコアの方が多い状態が続くと、89 ページの
「Temporary Instant Capacity の期限切れと基準適合の強制」で説明されているように、負の
temporary capacity 残量によって、基準適合強制操作が行われることになります。負の
temporary capacity 残量があり、使用権のあるコアが使用中のコアより多い場合は、コンプレッ
クスは例外状態のままになりますが、( 追加の ) 基準適合強制操作は行われません。
追加のコア使用権を購入して RTU コードワードをシステムに適用すると、Temporary Instant
Capacity の以前の不適合が解消されます。十分な temporary capacity を追加で購入することで
負の残量を解消することもできます。
temporary capacity 強制
temporary capacity 残量がなくなっても、コンプレックス全体のコア使用権よりも多い使用開始
コアがある場合には、パーティションの次回リブート時に適合強制操作が発生し、(1 つ以上のコ
アを使用停止することで ) システムを基準に適合させます。例 5-6 は、適合強制によって部分的
な適合状態がもたらされるときに送信されるメッセージの例を示していますが、temporary
capacity は引き続き消費されます。例 5-7 は、temporary capacity の使用が必要なくなるよう
に、強制によって十分な数のコアを使用停止にできるときに送信されるメッセージの例です。